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Schott

2022.05.19

9人のONESTAR ~NINE PERSON'S ~ VOL.9 渋谷 龍太(ミュージシャン)

Schottの代名詞と言っても過言ではない「ONESTAR RIDERS」。
このSchottのアイコンジャケットを着用した各業界のONESTAR MAN&WOMANに、スペシャルインタビューを敢行。

第9回目のゲストは、2020年に結成15周年を迎え、今年公開の映画「東京リベンジャーズ」の主題歌を手掛けるなど、
現在のロックシーンを牽引するバンド「SUPER BEAVER」のヴォーカルである「渋谷 龍太」さん。
音楽活動のみならず、執筆業も行う多才なクリエイター「渋谷 龍太」がONESTAR RIDERSを身に纏い、インタビューに応えてくれた。

-渋谷さんがイメージするSchottとは?

「憧れのブランド」です。
なので、この取材のお話をいただいたときは、純粋に嬉しかったです。
昔、バンド仲間の先輩からSchottのライダースを譲ってもらったことがあるんですが、そのライダースは裏地が無かったんです(笑)。
なんでかというと、先輩の家が火事に遭われて、ライダースの裏地だけ燃えてしまったらしいんです。
裏地はなくても、やっぱり憧れのブランドのライダースだったので、自分で鋲を打ったりしてカスタムして着てました。
今でも持ってますよ、色々な苦労を共にしてきたライダースだし、思い出が多くて手放せないですね。

-どんなシーンでレザージャケットを着用しますか?

ここぞという時、とかじゃなく、普段の羽織として無意識に着てますね。
そのときに着ているアイテムに合わせて、自分の中で自動にセレクトしているアウターの選択肢の中にレザーがあるって感じですかね。
ちょうど今、レザーコートを探してて、この撮影中に目線の先にレザーのロングコートが掛かってるのが気になっちゃって。あとで着てみていいですか(笑)

-ONESTARコーディネートにマストなアイテムを教えてください。

スキニーパンツと柄シャツです。アイテムというよりはシルエットとサイズ感を気にしますね。
ボトムスが太いときはトップスをタイトにするとか。実は今日もワイドパンツとスキニーパンツを用意していたんです。
でもやっぱり、ライダースにはスキニーだよね、と。本当はかなり悩みましたけど(笑)。
柄シャツに関しては、ハワイアンシャツとかはよく着てます。レザージャケットとの相性もいいですよね。

-渋谷さんのミュージシャンとしての入り口は?

僕の家は新宿の中華料理屋で父がコックなんです。高校の頃は何も考えていなかったから、そのまま家業を継ぐんだなーと漠然と思っていて、高校卒業後に調理師の学校に行ったんです。
はい、調理師免許を持っています、こう見えても真面目に授業受けていましたから(笑)。
で、その調理師学校在学中に、バンドでコンテストに優勝したことがあって、メジャーレーベルから声が掛かってデビューしたんです。
そこからは本気で音楽で飯を食っていくぞ、と決意したんです。でも23歳の時にそのレーベルをクビになりまして、非常に大きな挫折を味わいました。

でも、ここでしっかり落ち込めたことが、今となってはすごくプラスになっています。
メジャーレーベルをクビになって、自分でレーベルを立ち上げたり、現在所属しているレーベルに引き上げてもらったりと、
浮き沈みを乗り越えたことで、色々なことや人に対する「ありがたみ」に気づけたんです。
いまは本当に関係者やSUPER BEAVERの音楽を好きでいてくださる方のおかげで、とてもいいお仕事をさせてもらっていて、
映画の主題歌やアリーナでワンマンができるなんて思ってもみなかったですから。すべてが今につながっています。
色々な過去があったからこそ、地に足付けて邁進するしかないと思ってます。

-11月26日に出版される「都会のラクダ」について教えてください。

SUPER BEAVERが結成してから今年で17年目、紆余曲折を経て今に至ります。
辛かったこと、楽しかったこと、色々な景色を見てきたバンドの、全てをひっくるめたSUPER BEAVERの変遷を書き下ろした長編小説です。

-執筆業のきっかけは?

母が本の編集者だったことが影響していて、昔から本を読むのが好きでした。
今も好きで時間があれば読んでいます。高校3年の時に現代文の先生から、「渋谷は本を読むのが好きだから、文章書くのもきっと楽しめるぞ」と。
それでその年の学年文集の執筆を任されて、苦労したけどすごく楽しかったんです。
書くことを意識したきっかけはそこからですね。書くことや歌うことは、どちらも「言葉」であるので、僕の中ですごく重要なことなんですよね。

取材中、抑えきれないカリスマ性を溢れさせながらも、物腰柔らかく丁寧に質問に答えてくださった渋谷さん。
バンド結成から16年、色々な浮き沈みを経験し、人に対する「愛」を忘れず、会話の中にも常に感謝を口にしていた「渋谷 龍太」だからこそ、
多くのファンに支えられているんだと実感した素敵な夜だった。

613UST ONESTAR TALL/ワンスタートール
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